経験したことのない
特別な海鳥体験を天売島で

TEURI Island, The Seabird Adventure Cruise

海鳥アドベンチャー
クルーズ

 
ー 出航して10分も走るとそこは別世界の海 ー
クルーズに使用する「ケイマフリ号 Ⅱ」は、天売島在住の自然写真家 寺沢孝毅が観察・撮影用として愛用する旅客定員11名の小型ボートです。
自然写真家 寺沢孝毅が船長として、世界じゅうから集う
人たちをご案内します。
水面を蹴って羽ばたくケイマフリ ケイマフリ号 Ⅱ からウトウの群れを観察する人たち 日没とウトウの群舞が織りなすSunsetCruiseから見る奇跡の風景 天売島の断崖絶壁とウミガラスを見上げるケイマフリ号 Ⅱ の乗船者

奇跡の"海鳥別世界"を海に浮かぶ鳥の目線で……

クルーズ

断崖を目の前にする乗船者

崖下の鳥たちのなかケイマフリ号Ⅱが進む。

写真家の感性で魅せる海鳥の別世界

船が、豪快で圧倒的な存在感でそびえる崖下へさしかかると、ケイマフリが水面を駆け回り、ウトウが大群で旋回し、ウミガラスが水面に漂いはじめる。ときにはウミスズメが群れで浮かぶことも……。
写真家ならではの感性で、鳥へストレスを感じさせないようにしながら、鳥が最も美しく見える光線を求めて船のポジションを決めていく。海鳥を誰よりも理解する寺沢は、海鳥との距離を調整し、生き生きとしたその表情や生命力に溢れた行動をドラマチックに見せていく。そんな特別な海鳥体験となる90分。ケイマフリ号 Ⅱ は、あなたにとって経験したことのない特別な海鳥体験になるでしょう。

記載の種名は、出会いを保証するものではありません。時期や気象条件により出現種は変わることをご理解ください。

 

予約サイトへ

鳴き声、輝き、生命力。この臨場感と没入感は冒険だ!

ケイマフリ号Ⅱから見られる海鳥たち

ケイマフリ Spectacled Guillemot

ケイマフリの群舞

天売島は世界で最も観察に適し、赤い足と目の周りの白が目立つ活発な海鳥。4〜8月に1000羽近くが飛来し繁殖は200ペアを超す。崖の岩の隙間に2卵を産む。

 

ウトウ Rhinocerous Auklet

ウトウの群れ

雪が残る2月に繁殖場所へ飛来し、土の巣穴に1卵を産んで繁殖する。孵化後には最大50匹もの小魚をくわえて雛へ運ぶことがある。天売島は世界最大の繁殖地。 

 

ウミガラス
Common Guillemot

ウミガラス

赤岩対崖の窪み内に100羽以上が飛来し繁殖する。2002年に13羽まで減ったが2022年に104まで回復した。 

 

ヒメウ
Pelagic Cormorant

ヒメウ

垂直崖の小さな棚に巣をつくる。繁殖場所は不定期に移動する。100ペア前後が繁殖する。 

 

オオセグロカモメ
Slaty-backed Gull

崖や海岸の岩場に枯れ草を集めて皿型の巣をつくり、たいてい3卵を産む。他の海鳥の卵や雛を食べる。 

 

ウミスズメ
Ancient Murrelet

ウミスズメ

天売島で繁殖するが数などは不明。2卵を産み、孵化後3日目の夜に親は雛を連れて海へ出て子育てする。 

 

海鳥アドベンチャークルーズへのお誘い

Captainより

ケイマフリのその輝きは世界で天売島だけ!

天売島は人と海鳥が共生する『小さな地球』

ケイマフリがやがて1000羽に達するほど生息し、ウトウが約40万ペアも繁殖する(世界最大)というだけで、他に同類の海鳥繁殖地は見当たらない。日本固有ともいえるウミネコ、さらにウミウ、ウミスズメ、ヒメウ、オオセグロカモメが繁殖し、一時は13羽まで数を減らして絶滅寸前だったウミガラスが100羽を越すまでに回復した天売島。
千島列島に連なる無人島や、オホーツク海の北方の島々にも海鳥繁殖地は多数存在する。しかし、天売島のような種構成で100万羽規模の繁殖地は知られておらず、世界的に比類なき島なのだ。我が国に、この野生が壊れず現存してること自体、とんでもない奇跡というしかない。
漁業を営む人たちが中心に住み、およそ100万羽の海鳥が繁殖する人と海鳥が共生する島、天売島。この「小さな地球」の共生を守っていくためにも、天売島の命輝く海鳥の世界を多くの人に体験してもらい、多様な生命が共生する地球への思いも深めてほしい。そのために私はケイマフリ号Ⅱ を操り、海鳥のもっとも輝く瞬間を目の当たりにしてほしいために、全力を尽くしているのだ。

 
Captain 寺沢孝毅

Captain 自然写真家 寺沢 孝毅

予約手続き・運航期間・料金など

ご利用案内

予約サイトで必要事項を記入して予約成立!
早期予約を強くお勧め! 宿泊予約も忘れずに

GWから7月下旬まで運航(船長不在時は運休) 

船は、有限会社ネイチャーライブが運航する。予約サイトより予約できる。なお、予約前に、島内宿泊施設を必ず予約しよう。
予約サイトでは、カレンダーに貼った希望日の予約枠をクリックして便を選び、次に必要事項を記入する。法令で義務付けられた乗船名簿を残すため必要な情報であり、予約者全員分の記入が必要だ。記入のない人は原則乗船できないので注意しよう。なお、安全運航のため乳幼児は乗船できない。
早朝便は、予約が定員(11名)を超えた場合、原則 7:30発の便を運航する。
乗船当日は、運航会社から予約者へ、運航の可否、出航する港(天売港・前浜漁港)などの情報が、出航30分前までに予約時に入力した携帯電話へ入る。
代金は、乗船直前に現金で支払う仕組み。釣銭のないようご準備いただければありがたい。
船上では船長の指示、判断に必ず従うルール。海況によって、船長の判断で運航コースが日々変わる。出航後、気象の変化等で早期に帰港することがあるが、払い戻しはないので予めご了承願いたい。

【キャンセルポリシー 有限会社ネイチャーライヴ】

 実施日から14日前〜8日前 代金の50%
 実施日から7日前〜当日   代金の100%
定期船の欠航で来島できない場合はキャンセル料免除の対象となります。
台風等の接近で警報級の予報が想定され、弊社が運航の可能性が極めて低いと判断した場合、キャンセル料免除の対象となります。

早朝便:躍動するケイマフリ、無限の鳥が…

6:00出航(約90分、増便あり)

天売島西海岸の断崖直下の海で、水面や岩上で活発に求愛や飛翔を繰り返すケイマフリ、夜明けとともに島から海に出たウトウ、島南端の赤岩周辺では海に漂うウミガラスを観察する。途中ウミスズメに出会うこともある(主に6月)。早朝ならではの賑わいを体感できるクルーズだ。
 

Sunset 便:夕日とウトウ、奇跡の絶景も…

18:30出航(約70分、季節により出航時刻が変わる場合あり) 

出航時には、島を目指すウトウの飛翔が沖に見えるだろう。針路を断崖方向にとって航行しながら海鳥を探す。日没が近づくにつれウトウが崖下の海に集結し、雛へ運ぶ魚を獲るため潜水しはじめる個体も…。その魚を目当てにウミネコが渦を巻きはじめ、そこに日が沈むなら奇跡の絶景となるだろう。

大人: 12,000 円(税込)
小人:   8,000(税込)…小学生以下
※ ご希望の方の送迎を致します… 宿↔︎港 一人1000円(税込)

 

鳥たちに受け入れられるために

FAQ  船の上では……

私たちが乗る船は海鳥にとって、一つの大きな生き物、もしかすると異物なのかもしれない。海鳥に受け入れられるよう、私たちはどんなことに注意しなければならないのか?

小型ボートに静音なエンジンを備えた海鳥観察に最適な船

厳しい安全基準を満たして国の認可を受けた天売島唯一の旅客船!

 

ケイマフリ号 Ⅱ

ケイマフリ号Ⅱは、総トン数 1.7トン、長さ 7.37メートルの小型船で旅客定員は11名、ヤマハ製70馬力の4サイクル船外機を搭載する。できるだけ海鳥にストレスを与えず観察しようとしたら、この大きさ、この装備となった。乗船する前に、次の点を確認してほしい。
1、船にトイレがないので、乗船前にトイレを済ますなど準備しよう。
2、船室はなく雨や風を防ぐものがないので防寒対策を万全にする。
 
運航会社は次の責任を負わないことを、事前に確認しよう。
1、カメラ機材や双眼鏡など一切の持ち物の雨や波しぶきによる水濡れ。
2、前述の携行品など一切の持ち物の破損・故障・紛失。
 
安全運行のため、乗船者は次のことを厳守しなければならない。
1、乗船前に、ベルトの緩みがないよう救命胴衣を着用。
2、船長の指示や判断に従うこと。
2、出航前に決めた座席の移動の禁止、座席から立つことの禁止。
 
やむを得ない事情が生じた場合は、必ず船長に確認すること。

海鳥が嫌がる動作にならないように気をつけよう

一人のちょっとした動きで海鳥が飛び立つことはよくある!

 

クルーズを特別な海鳥体験にするためには、乗船者ひとりひとりが同じ優しい思いで海鳥に接することが重要だ。乗船者はワンチームとなって、鳥が嫌がる以下の行為にならないよう気をつけよう!
1、長いレンズを振り回したり、素早く体を動かしたりなど急な動きをしない
2、鳥に向かって指をささない
3、手に持った物を落としたり、機材を転がしたりして異音を立てない
4、立ち上がったり場所を変えたりしない。
 
やむを得ない事情が生じた場合は船長に確認すること。

場所をとるうえ揺れる船上での使用が難しい三脚は持ち込まない(一脚は可)

望遠は手持ち可能なレンズ、風景は広角や標準レンズで!

大前提として、いくら静かな海であっても船上は揺れるうえ窮屈なので、
できるだけ機材を減らし、レンズ交換など作業が少なく済むように準備したい。
水濡れを防ぐアイテムも怠りなく。

まず、海鳥を大きく撮影するための望遠レンズは、300mmから600mmが使いやすい。
長さが短く軽い望遠レンズの方が扱いやすく、鳥や同乗者へ与えるストレスも小さく済む。
その点、100-400mmぐらいのズームレンズ(テレコン装着もお勧め)は、様々な場面に対応できて役立つだろう。
断崖風景と鳥、水面に群れる鳥などは、20〜70mmぐらいのズームレンズが重宝し、
望遠レンズに加えて広角・標準レンズも必ず携行したい。

GWは関東の真冬の装備、防水機能がしっかりした防寒着は必須

夏でも雨・風で体感温度がグンと下がるので注意!

GWの早朝・夕方は、気温が10℃以下になることは普通で、関東の真冬並みの防寒着が必要だ。
風が当たったり雨が降ったりすると、体感温度はぐんと下がるので、
フリースやダウンを内側に着込むといい。防寒対策を絶対に甘くみてはいけない。
6月以降は徐々に気温が上がっていくが、寒い日もあるので万全な準備で臨んでほしい。
なお、弱い雨でも海況がよければ運航するので、雨を通さない服装に配慮したい。
足回りは、長靴まで必要ないが、防水のトレッキングシューズなどがいいだろう。

クルーズの予約

早朝便・Sunset便
The Seabird Adventure Cruise